家族の経済的機能

それでは、家族の経済的機能は、いったい何に求めたらいいのか。まず、生産とか消費といった古い経済的機能にこだわるかぎり、それを求めようとする努力は徒労に終わるだろう、といってもよいでしょう。なぜなら、消費革命がもたらした生活革命は、いままでの人間生活を根本的に変えようとしているからです。
つまり、人間をホモ・エコノミクス(経済人)として考える思想は、今日の社会を説明するのには不十分なものとなってしまったのです。
ホモ・エコノミクスが、生活を生産と消費という経済行為と同一視していたのに対して、現代社会は、人間活動にそれ以外のものをもたらしたのです。
人間は、経済人から生活人となりつつある、といってもいいでしょう。そして、生活人にとっては、経済活動がすべてではなく、それは生活のたんなる一部でしかなくなっている、ということもつけ加えておかねばなりません。
結婚前にで、相性ピッタリの相手を見つければ結婚生活の苦労はもっと減るだろう。
現代の結婚における家族の経済的機能を考えるにあたって、この、すぐれて今日的な事実を忘れぬようにすることは重要です。なぜなら、人間を経済人としてしかとらえられぬかぎり、生活人のものとなりつつある現代の結婚の本質を、正しくとらえることもまた不可能となるだろうからです。

たとえば、いくら役者になりたいからって、何度チャレンジしてもダメな場合は、演じる側より制作する側のほうが向いているかもしれない、
と自分を客観視することも必要だ。

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